天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

年末雑記2019

仕事

2019の仕事を振り返ると、全体的に売上が落ちたという事実から目を逸らすわけにはいかない。あらためて2018年と比較してみると、昨年は某ベンチャー企業から単価の高い仕事が煩雑にあった、今年はそれがない。それが大きな理由だった。日々の仕事をしていると1年前の受注状況すら忘れてしまう。ちゃんと記録をとっておくと原因が判明する。

消費税

それを別にすると去って行った固定客様は特に思いつかない。ただ増税以降、デザインを副業としているお客様からの小口の受注単価が露骨に下がった。今まで切りのいい数量で発注してくれていたのに、500部単位で数量を削ってくる。場末の私のところまで影響があるのだから、日本全体では大きく需要が落ち込んでいるのだろう。実際、そういう経済指標が立て続けに発表された。様々な指標がダダ下がりなのに株価だけが堅調というのも政府の作為を感じて嫌だな。

希望

悪いことばかりではない。入稿データの間口を広げる作戦が成功しつつある。canvaに続いてCLIP STUDIOで作成したデータの入稿第一号があった。思惑どおりだ。サイトの改修でタブレットからの入稿を推進したら、小口の受注数は確実に増えるはずだ。冬休み中にpagesに設定していたGoogle広告の予算をタブレットに変更する予定。

スマホ普及の影響

これは弊社というより印刷業界全体の話だが、大きな収益源であった「イベント告知」関連の印刷物が激減している。固定客相手の告知ならSNSでこと足りるからだ。今時フライヤーを手に取って「このイベントに行こう」と考える人は本当に少ない。FacebookとTwitterで告知したら十分なのだ。プロは公式サイトとTwitter、アマチュアはFacebookとやはりTwitterで告知をする。そんなわけで今受注出来るイベント関連はクラシック音楽関連と公的機関イベントが8割を占めるようになった。しかたがない、時代の流れだ。

マイブーム

上半期のマイブームは自作PC。下半期は動画撮影と編集だった。PCのスペックを上げて、それを実感するためにマシン負荷の高い動画編集をやるようになったという順番なので、この二つのマイブームは地続きだ。自作PCは昔と違って安く上がらないとよくいわれるけれど、一点豪華主義のマシンにしたり、中古パーツを組み入れると、やはりコストパフォーマンスは抜群だ。しかも自分で作ったら愛着が湧く。これが大きい。愛着の湧いたマシンで編集動画をゴリゴリとエンコードするのは楽しい。

動画編集

ソフトウェア習得が苦手であることに定評のある私なのに、Premiere Proの習得がサクサク進んだのには自分でも驚いている。今はある程度できるようになったので、そこから進歩しないという有りがちな状況だが、来年は仕事とリンクさせて動画でネット印刷の使い方を啓蒙するブルーオーシャンに踏み込む予定なので頑張りたい。スキルが存外にアップしたのはやはり「編集したいオブジェクト」があったからだろう。拙い動画でもミュージシャンの皆様には感謝されるので、それが楽しかった。この楽しさを仕事でも味わいたいものだ。

カメラとレンズ

いろいろ散財した割にカネが減っていないのは全部中古だからだ。メインのマイクロフォーサーズ関連は値下がりが早い。特にレンズは信頼できる業者を選べば中古だからといって機能や耐久性に不安はない。広角の単焦点をあと一本買ったらカメラ周りの物欲は当面抑えられそうだ。

さて、書き殴ったし仕事しよう。