ソニーの音楽管理ソフトが劇的に良くなっていると某ツイートで知ったので再インストールしてみた。3年ほど前まではMedia GoというiTunesのパチモンみたいなソフトだったが、それがMusic Centerというソフトに入れ替わった。しかし、初代のMusic Centerは吐き気をもよおすほど出来の悪いソフトだった。あまりに評判がよくなかったためバージョン2で見た目からして一新された。おそらく最初からプログラムを書き直したのだろう。そしてVer.2もアップデートを重ねた結果、現在評価が急激に高まっている。
ダウンロード | Music Center for PC | ソニー
ソニーのウォークマンシリーズ利用者のためのソフトなので、他社製のハードに直接データ転送できないという大きな欠点があるが、それ以外は素晴らしいソフトウェアだ。極限まで簡略化されたインターフェイスがスッキリして良い。やたらと肥大化した他の音楽管理ソフトと比較すると、直感的に操作できる点が特に評価できる。
CDリッピングの性能が良い
個人的にはコレがポイントだ。長らくリッピングソフトといえば古臭いインターフェイスのEACしか実質上の選択肢がなかった。他の管理ソフト付属のリッピング機能を使うと明らかに音が悪い。iTunesもMedia Goも運営会社の思惑からリッピングの精度を悪くしているのではという陰謀論がまことしやかに流布していたぐらいだ。それが新バージョンのMusic CenterはEACと同等かそれ以上の品質がある(ように感じる)可逆圧縮でハイレゾの基本フォーマットとなったFLACで気楽にリッピングできる。プラグインソフトを組み込む等の手間も不要だ。
ハイレゾに完全対応
WASAPIとかASIOといった高音質化機能へのアクセスが一番上層にある。また圧縮音源を疑似ハイレゾ的に良くするDSEE HXという機能が最初からオンになっている点も大きく評価できる。USB DACを経由したハイレゾ再生も満足できる音質だ。
リッピングの定番ソフトとしてお薦めできる。
スッキリしたUIと、しっかりしたリッピング性能と再生音と、美質がハッキリしている最新バージョンのMusic Center for PCは、自信を持ってお薦めできる良ソフトウェアだ。