天空団地_404

You play with the cards you’re dealt… Whatever that means.

停滞雑言

嫌な記憶というのはテキストにしてしまうと脳に定着してしまう。だから書かず考えずを心がけてきた。しかし、閾値を超えて惨めな思いをした場合、邪念を押さえ込もうとすると、逆に強迫観念として脳に焼き付いてしまう。何があったかを具体的なテキストにはしないが、深い禍根が残ってしまったことは認めよう。

身内の葬式には行くべきだということだ。それがたとえ不肖の孫扱いした俺を20年以上避けてきた祖母だったとしてもだ。「不義理はよくない」という当たり前が、今さらに腑に落ちた。 葬式に行かないことでささやかな意趣返しをしたつもりが、祖母を看取った人たちに恨まれるという結果しか残らなかった。自業自得だから叔父たちを恨むと完全に俺が悪者だ。結果的に自虐をするしか術がない。消しがたい負の思念は悪魔の存在に似ている。

無気力

上記の出来事と暑すぎた夏の反動で精神も肉体も調子が悪い。心が萎えるとフィットネスクラブに行くのが億劫になる。週三回が週一になってしまった。食を節することもしばらく忘れていたら、落ちた贅肉が再び肉体に付着した。

仕事をきちんとする以外に俺はなにも期待されていないのが寂しい。全く何にも期待されていないよりはマシだと自分を慰めている。そんなわけで、本を読むのも音楽を聴くのも映画を観るのも億劫だ。炊事や掃除も捗らない。