Grateful Dead

暑くも寒くもない連休前のスキマを埋めるのにグレイトフルデッドはちょうどよい。

Grateful Dead

Grateful Dead

限りなく緩いロックだけども、弛緩しきっているのに崩れない強靱さもある。緩いけれど強靱という個性は、真似してもできるようなものではない。ゆえに彼らはレジェンドなのだ。

声を張り上げたりしないし、ギターを目一杯チョーキングしたりもしない。重くも軽くないちょうどよいリズム隊の上にふわっとしたボーカルとギターが乗る。ときどき才気を感じる謎の瞬間が心地よい。

同じような風景が続く、同じような時間が流れるアメリカ大陸の原風景と親和性が高いサウンド。欧米での知名度の割に日本ではまるで人気がない。ゴミゴミして基本的にはジットリとしている日本の風土と相性が悪いのだろう。

えせヤンキーを気取って聞くグレイトフルデッドは割とよい。