不眠に耐えかねて馴染みの医院に行った。不眠の妙なハイテンション状態で先生と薬談義をした。とりあえずベンゾジアゼピン系で効き目の強いロヒプノールと、ベンゾジアゼピン系断薬のための代替薬として鎮静効果のつよいクエチアピン(成分名を商品名としたセロクエルのジェネリック)を少量処方してもらった。
クエチアピンは調べると非定型向精神薬の一種で統合失調症の薬。非定型向精神薬の中でも副作用が少ないのと、鎮静効果が強いので、不眠にも使われるということらしい。処方してもらったあとドトールで珈琲と一緒に一錠を流し込んで帰宅。帰宅後すぐに強い睡魔を感じたので布団に潜り込むとすぐに爆睡してしまった。
というわけで10時間熟睡して今は気分爽快だ。ベンゾジアゼピンの離脱症状だったのに、別系統の薬でグッスリ眠れた。これをメインに不眠時に頓服で服用すれば、薬の離脱症状からも脱せられそうだ。
セロクエル(クエチアピン)
統合失調症の治療薬の中には雑多な受容体に作用するので、他の用途に利用される薬も多い。セロクエルは双極性障害にも米国では煩雑に使われる。私の主治医は強い鎮静効果を利用して、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が効かないと訴える患者にもよく処方するとのこと。最初私はレボトミンを希望したが「あれは効き目が強すぎる、不眠を訴えるぐらいでは処方しない」と言われてしまった。他にも、食欲不振を伴う軽度のうつ病にも多用されるドグマチールも有名だ。汎用性の塊という意味では日本発のブロックバスターであるエビリファイも多方面の症状に処方される。
とりあえず薬の力で不眠の円環からは抜け出せそうだ、よかった(^^)
photo:マージースイーツ