リミックス・リマスターが良いとは限らない

ビートルズは当然ながら新譜がないので、リミックス・リマスターやスタジオアウトテイク等を手を替え品を替え売って、レコード会社は商売をしています。リマスターを2009年に一気に出してしまったので、今後はリミックス盤を売っていくつもりらしいです。

本年リミックスの再発としてサージャントペパーが五〇周年を祝す形で発売されました。そのリミックスなんですが、評判が悪いです。ネットでどこをみても売り手以外の個人ブログ等で肯定的な評価を見たことがありません。売りは「モノラルマスターを基準にしたステレオリミックス」ということなんですが、音の厚みが増したモノラルのように聞こえる広がりに欠く独りよがりなミックスで、全体的にダイナミックレンジが狭く、二一世紀の音という感動が皆無です。

一昨年、ベスト盤の「1」もリミックスされましたが、一部の曲をのぞき全体的には劣化といえる出来で残念でした。ちなみにリミックスされる前の「1」はビートルズサウンドの良さを残しながら音の印象を新鮮に磨き上げていて、個人的には非常に好きです。それなのに劣化したリミックス盤が標準となって、今後市場に出回ることを考えると、残念という言葉しかありません。

来年はホワイトアルバムのリミックス盤がまた五〇周年を記念して発売されるようです。しかし、プロデュースを引き続きジャイルズ・マーティンが担当しているそうなので、まったく期待できません。人間的にはとてもよい人とのうわさの彼ですが、それとプロデュースの才能は別です。今からでも彼を外して若く有能な音楽プロデューサーを招致すべきだと強く希望します。まぁ極東の片隅で希望しても無駄なのは判っているのですが(-_-;

The Beatles 1

The Beatles 1

買うのなら旧盤にしましょう。幸い中古CD屋にいけば沢山売られています。