自責は精神的リストカットなんですよ。痛みが伴うから、
生きている実感が得られる上に、思考停止の良い言い訳になる、
中毒性の高い愚行です。
ひどい自責はうつ病の主症状の一つだ。うつ病と境界性パーソナリティ障害(ボーダー)は似て非なる心の病だが、過度の自責という点だけは共通している。うつ患者とボーダーが馴れ合うと、ボーダーは自責をアピールする。実際にリストカット等をやっちゃうのだから、判断力の落ちたうつ病患者は同志を見つけたと勘違いしやすい。そこから始まる悪夢の共依存~ 悲惨な例は多い。
新型うつと呼ばれる連中は(実際はただの擬態うつ病)特にボーダー女を好む。ときには探しているのではないかと思うぐらいだ。自らの確信の持てない病識を切り刻まれた腕をもつ涙目のセンシティブな女性が完璧に補完してくれる。彼らにとって負のプライドを保つためにボーダー女は役立つ。ひどいね。
自責好きだよね。とくに自らメンヘラーを名乗るような連中は、って俺のことか。でも四十路も後半戦に入ると自責から得られる上記のベネフィットよりもデメリットの方が大きくなってしまう。別に自責して「生の実感」を得なくても、老いて衰えた肉体の軋みだけで十二分に生きている実感ありまくりなワケで、そうなると自責なんてやっている体力と暇がない。
自責がひどくて日々苦しいのは若さゆえかもしれない。老年性のうつ病は自責で苦しむというより、無気力やセルフネグレクトがメインの問題になる。度を超えた自責が主症状の境界性パーソナリティ障害は、圧倒的に若い人が陥る人格障害だ。好んで腕を切り刻むのは女子高生と女子大生ばかりだ。
自責どころか自虐を演じることすらしんどい。ブログのレトリックとして自虐ネタは定番だが、日々の生活の中でそのつど自虐していたら正常心が保てない。働いているときは声は大きく明朗に、謙遜を身体化させた仕事モードで日々を乗り切る、自らを貶める体力も暇もない。もう文章のオチにつかうしかない。なむなむ