映画館でハリウッド映画を観るのは随分と久しぶりな気がする。これを観ようと思ったのは週刊文春の映画評で全員が満点をつけていたからだ。アメリカでの興行収入が1億ドル突破しているらしいし、ハズレはあり得ないと期待した。
娯楽映画としては文句なしだった。アクション映画の要素とポピュラー音楽を多用したミュージカル的な要素が上手くかみ合って、あっという間にエンドロールに達した。
ただ「もう一度観たい」とか「これは傑作だ」とまでは思えなかった。後半にかけて人が結構死ぬわりには、アメリカ特有の「ポリティカル・コレクトネス臭」が露骨なのが欠点といえば欠点だ。白人・黒人・アジア系・スパニッシュ系とお約束通り抜かりなく出演している。あと個人的にハリウッド的美人が苦手なのだが、これは映画のせいではない。
使用されている曲の3割ぐらいは知っている曲だった。おそらくアメリカ人の平均レベルでは8割ぐらいは知られている有名曲ばかりの選曲なのだろう。最近ありがちな、中華圏市場を意識した作品ではなくて、完全にアメリカ国内での興行収入を強く意識した作品だ。
作品名の原題はサイモンとガーファンクルの名曲から
この曲がどこで使われるかは観てのお楽しみ♪