SMAPの解散話は普段テレビをほとんど見ない僕にとっても興味深い。
僕的には解散といえばビートルズの解散だ。ほとんどイコールで繋がるほど解散といえばビートルズなのである。ファンになったときには既に解散して15年近く経っていたにもかかわらず、解散したことを真剣に残念に思ったし。ジョンレノンの殺害死に心より憤慨した。
SMAPとビートルズの解散に共通源があるかどうか考えてみた。
ビートルズの解散裏話はそれこそ山ほど書籍が出ている。僕流に超要約すると
麻薬に耽溺しオノヨーコに魂を奪われたジョン・レノンに替わってライブ停止後のグループを牽引してきたポール・マッカートニーと他の3人の確執が、ブライアン・エプスタイン亡き後のマネージャーの人選で決定的に対立し、結果的にポールが脱退を宣言した。
こんな感じです。大筋では間違っていないとおもう。(一番辞めたがっていたのはジョンなのだが、実際に解散に到ると一番狼狽し憤慨したのも彼だった)で、スマップとビートルズの共通点を考えるなら、
- マネージャーに関するトラブル
- 一人と他の対立(キムタクと他)
- 陰にいる女性(工藤静香)
決定的に違うのはビートルズにおいては彼ら自身が一番の権力者だったけれども、SMAPの場合はあくまでも権力はすべてジャニーズ事務所にあるという点だろう。しかし、それ以外では構造的にかなり似ているのが面白い。キムタクがグループメンバーとの絆よりも家族を重視した件、グループのマネジメントを誰に委ねるかについて争った件はそっくりだ。
あまり語られることはないけれども、ビートルズ解散後の四人は「元ビートルズとしてのレコードの売り上げ」というプレッシャーに尋常ではなく苦しめられた。ジョージの各種裁判やジョンの「失われた週末」はすべてこの問題に起因する。過去の例に学ぶなら、解散後のスマップのメンバーは「解散した事による利益の損失」を補填するために尋常ではないプレッシャーと屈辱を味わうことになるはずだ。
- 作者: ピーター・ドゲット,奥田祐士
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/12/08
- メディア: 単行本
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