メンヘラーっぽいことを書く。僕の半生の後半はほとんど「鬱からの逃避」に尽きた。最近はそれに「疼痛からの逃避」も加わっている。逃げることが人生の目的なのだ。
目的を追いかける人生を過ごせている人が妬ましい。羨ましいのではなく妬ましいのだ。この負の感情の負い目がさらに精神を荒廃させる。マイナスのスパイラルだ。
中年・老年の人たちも逃げる人と追い求める人で大別できる。8割ぐらいは逃げるために生きている。後期高齢者だと「死から逃げること」これが人生の目的になっている人がほとんどだ。
鬱から逃げ疲れると死をなんとなく思慕するという倒錯が生じる。抑うつの辛さと比べたら死への恐怖なんて、漠然としすぎて(少なくとも僕には)リアリティがない。