各所で人が足りない。ちょっと前まで労働力の供給過剰と云われていた業界まで人が足りなくなってきた。そういうわけだから、元より人が足りなかった業界は既に死ぬか生きるかみたいな状態になっている。
労働力の供給過剰期に新しい人材を得る努力を放棄した企業は自業自得だ。それなのにそういう企業が手のひらを返して人材を奪いにきているので、本当に労働力が足りなくて蒼白になっている業界が更に困るという悪循環に諸行無常を感じる。
僕の生業でも輸送業界のドライバー不足という問題の影響がジワジワきている。今の輸送体系を維持するためには少しは自腹を個人的に切っても良いとさえおもう。ガンバレ!佐川急便とヤマト運輸。
もう就職先がみつからないからニートに甘んじているなんてエクスキューズはできないので、ニート業界(そんなのないけれども)も過酷さが増しそうだ。
これから必要なのは労働力としての自分を蔑む愚行を避けることと、安売りを止めることが大切かなとおもう。僕も卑屈にならないで、労働力としての自己価値を維持することに努めたい。