承認欲求はある。全くなければブログを書いたりしないし、Twitterで呟いたりしない。少しでいいから他人の尊敬を得たいという気持ちは人一倍あるかもしれない。
ブックマークコメントに★がたくさんついたりするだけで嬉しい。Twitterでリツイートされるのも喜びだ。フェイスブックでイイネをもらうのも悪い気はしない。
承認欲求には大別すると「敬意をもたれたい」と「私の存在を気にして欲しい」の二つがあるとおもう。そのどちらに比重が置かれているのかを考察するとみえてくることがある。概ね、男は前者であり女は後者なのかなと推察している。
他者に承認されればされるほど経済的に豊かになるという幻想が今の世には瀰漫している。この点に関しては僕は懐疑的だ。承認欲求の満たされ具合と経済的豊かさは、若いときに妄想していたほどリンクしないことがわかったからだ。リンクしているように見せかけることで商売している人はたくさんいるけれど、その仕組みに気づかないと搾取されまくる。承認欲求の大きさによって儲けている人の総数より、搾取されている人の総数の方がずっと多い。
承認欲求―「認められたい」をどう活かすか? (2007/10/25) 太田 肇 |