「守る」っていいイメージがある。しかし、悪の大半は何かを守ろうとして生じる。守るものがいるから敵が生じる。あれもこれも守ろうとしたら、世界は敵でいっぱいだ。
守ることが人生の主目的になることを「老い」というのだとおもう。むしろ守らなくてはならないものの数を減らすことこそ、本当の人間らしさではないだろうか。
守るために怒るのが正しい順番なのだけれども、人間得意の倒錯性が生じて、怒ることを目的に守るものを探す馬鹿がいる。ネトウヨとか、放射脳とかはそういう人たちなのだろう。近づきたくない。
保守論壇亡国論 (2013/09/14) 山崎 行太郎 |