心の病は他者が「当人の異常性に気づく」場合もある。しかし、本人の自己申告から治療が始まる場合も多い。だから、「うつ病は甘え」という批判がなくならない。「甘えを病気にして儲ける医者と製薬会社」という批判もずっとある。
そういうニュースもいくつか見たような気がするのだが、血液検査やMRI検査で客観的に精神科領域の病を数値化できたら、メリットがどれだけ多いのかと、いつも思っている。「うつは甘え」みたいな偏見もなくなるだろう。
うつ病患者にとって一番恐ろしいのは以下の言葉に代表される人間観だ。
「気の持ちようは、気の持ちようによってかわる」
ある程度は真実だと私も思います。
しかし、それ以上はままならないから、病気なのです。
NHKスペシャル 病の起源 うつ病と心臓病 (2014/03/15) NHK取材班 |