先月帯状疱疹とそれに伴う肋間神経痛の治療に関心が向くあまり、抗うつ剤のレクサプロの服用を怠っていた。ほぼ寛解してずいぶんと時間が経ったので、しばらく服用しないで様子を見ようという意図もあった。
結果、精神状態が鬱モードに久しぶりに振り切れてしまった。午前中の抑うつ感が酷く世界の終わりを大げさでなく感じてしまう。抑うつのやっかいなのはどんなに苦しくても症状が和らぐと、辛かったときどのように辛かったのかを思い出せない点だ。「痛み」はかなりリアルに思い出すことができるのに、「抑うつ」は楽なときにはその辛さを軽視してしまうように構造的になっているようだ。
仕方がなく服用を改めてしっかりと行っている。生まれ変わりでもしない限り、このやっかいな体質は治らないだろう。うぅ
心が雨漏りする日には (2002/10) 中島 らも |