僕の生業は午前11時の工場に締め切りに合わせて12時ぐらいまでが多忙。昼は一服して昼食をとって脱力する。13時から一時間ぐらいは大抵雑務処理をする。問題は14時から16時の二時間。ポツポツと問い合わせや注文があれば処理するが、一番暇な時間である。
その二時間を更なる売り上げの増加のために、販促活動に勤しめば理想なのだが、なかなか実務を終えた後の将来への仕込みに集中力を持続することは困難なのだ。残念ながら・・・
で、何をやっているかというとRSSリーダーで収集したブログの更新を斜め読みしたり、はてなブックマークのホットエントリを読んだり、果ては2chの馴染みスレッドの更新状況をボンヤリと閲覧しているだけである。SOHOとはいえ勤務意識はあるので、娯楽系の動画を見たりする気にはなれない。根が生真面目だからなのかもしれないが。
最近つくづく思うのは、ネットにあるジャンクテキストはいくら読んでもほとんど己の人格の向上に役立たないという事実だ。もちろん偶には目から鱗の言説に巡り会うことはあるのだが、99%は無駄な情報だと、思い返せばそうなる。
暇つぶしに読むテキストで一番役に立たないのが「痛いテキスト」で、具体的にいうと「愚痴しか書いていない、ネガティヴ愛好家のブログ」「常に上から目線で炎上ばかりしているTwitterアカウント」「寝る以外の時間をほぼすべて特定のスレッドを荒らすために2chに常駐している人」「ネトウヨの生態および反日韓国系ニュース」こういう刺激はあるけど、箸にも棒にもかからないジャンクテキストをつまみに茶を飲んでいるのである。
なんで「痛い人たち」がこんなに気になるというか、おもしろいのだろうか? 自意識に伏流しているのは「対象を見下す俯瞰的な上から目線の心地よさ」という下品な心根だとおもう。実生活においては特に人様から卑下されているわけないのに、尊重されているという実感が乏しいだけで、愚か者の情報を集めてしまう。いかがわしいと嘆きつつも、この娯楽からは逃げられない。うぅ