恋愛にしても友情にしても
「相思相愛」がまずなければ成り立たないと思い込んでいた。
理屈のレベルではなく深層意識のレベルでそうであったので始末に負えない。
「好意を感じない人も、自分に好意を持ってくれるなら、好意を感じるようになる」
という改めて文字にするとばかばかしいほど当たり前のことが分からなかった。
世間の狭さはシンプルな真理に反する深層心理に冒されていたのだ。
個人の幸不幸の分岐点は資質や財産で多寡ではなく
間違った他者に対する認識にあったようだ。
しかし、悟ったところで書き換え不能なレベルで内在化した深層心理は
どうしようもないのではないか そう考えると、そこで思考が固着してしまう。