ずっと「自分執着」状態で過去に書いた日記とかを
読み返すのが好きだった。
最近急に過去を振り返ることが面倒になってきた。
理由はよくわからないけれども、どうでもよくなった。
過去の記録は今ここから辿れば、苦と快楽の残滓だ。
脳内で反芻しても何も生まない。
過去への執着が薄くなれば
未来への不安と妄想も減じる、そういうことがわかってきた。
過去と未来は脳の中にしかない。
しかし、今は手触りも匂いもある。
すべての感覚を今この瞬間に向けることを習慣づければ
悔恨と不安にまみれた暗い感情から自由になれるはず・・・
そういえばスピッツの歌詞って、
さりげなくそういう哲学が歌われているなと、ふと気づいた。
空の飛び方 (2002/10/16) スピッツ 商品詳細を見る |