夢がない。
不安が現実にならないことを祈ってはいるけれども
努力を厭わずこうなりたいという目標はない。
不安の現実化回避と、夢を追うことが、別なことぐらいは理解している。
そう考えると夢のない現実だけが、手触りをもって屹立していることに気づく
僅かでいいから他者から敬意を持たれるような存在になりたい
そういう希望はあるかもしれない。
しかし、それも不安からの逃走の延長線上にあるような気がする。
お金は欲しいけれど、
それも経済不安がなければ楽だろうということに過ぎない。
そう考えていくと、純粋な夢ってあるのだろうか?
そういう素朴な疑問に行き着くような気もする。