現代人が真に恐れていることは、飢えることではない。
存在意義(アイデンティティ)を失うことだ。
日本人であるのなら、
よほど下手に生きない限り餓えることはない。
少しだけ歴史を遡ったら全ての人が、
そして、現代でも他の国の人たちの多くは
餓えることを恐れて日々働いている。
しかし、日本は世界屈指の自殺率が高い国である。
死に至るほど苦しい人が3万人もいるのなら
心の闇を抱えていて呻吟している人はどれだけいるのだろうか。
存在意義はお金の量とも人脈の豊富さとも
関係がありそうで関係がないような気もする。
存在意義は計測できないから
どうやって得たらいいか
時として分からなくなってしまうことが心の闇の源泉かもしれない。
他者から与えられたときに「感じるもの」っぽいので
本当に難しい。