撮影動画の音質が貧弱な問題ですが、Premiere Proの音質調節のコツがだんだんわかってきました。下手にイコライザをいじるより、エッセンシャルサウンドのプリセットの中から「男性の声」を明瞭にするプリセットを選び、音圧を2メモリ上げて、リバーブを気持ちかませるとかなり良くなりました。Elementsでは全体の音圧と低域と高域のブーストしか出来なかったのですが、Proは中域を持ち上げることができるので、このあたりの調整を心がけると改善しました。中域の明瞭さと音圧さえコントロール出来れば、多くの欠点を覆い隠すことができるようです。
金欠
懐がさびしい。
上半期に出費が過ぎた。自作PCを2台も作り、デジカメを買い換え、iPadまで買ってしまった。
くわえて、7,8月と二ヶ月連続で売上が少ない。先月はそんなに暇だった記憶がないのだけれども、実質三週だし受注数は平均だが単価が低かった。
冊子をいくつかやったので、もう少し売上げがあると感じていたのだけれども、500冊とか小ロットばかりだった。
別に赤字ではない。僅かながら貯金用の口座には残高もある。
金欠といっても「PCパーツやカメラのレンズの購入費用や旅行に行く原資がない」そういうレベルなのは救いだ。
3,4,5月が謎に高収入だったのだけれども、全部デジタルガシェットに費やしてしまった。それらのすべてが、日々の生活や趣味を潤してくれているので、浪費だったとは ぜんぜん思わないけれども。
当月は消費税増税直前ということで特需があるはずだ。にもかかわらず、9月も売上が振るわなかったら、本当に赤信号ということなのだろう。
先週は業務ブログの更新等、販促活動が謎に捗ったけれども、今週は無気力だ。ひとりで働いていると、下がったモチベーションを立て直すのがむずかしい。
秋期は一年で一番の稼ぎ時だ。当期、それに異変が起こったら、真の意味で緊急事態だ。
心のどこかで、そうなることを期待しているところがないでもない。
ある種の破滅願望なのかもしれない・・・
不肖の系譜
母は善人であることは間違いないが、根底に夫と息子を不肖扱いしているのが、どうしても感じられて宿痾のように人生に影を落としている。孫も偏差値が50を割る高等学校に進学することになって、三代続きの不肖事(笑)となって、イヤな感じだ。
母は幼くして早世した弟を除くと3人弟妹の長女だ。弟は東大にストレートで入った。妹はIQが150超えの天才で極めて頭の回転の速い人だ、母とはまったく容姿が違う。母は三人の中で、唯一平均的な能力しかない人だった。そんな母を弟妹同様に大切にした祖父は、母が高校生の時に死んでしまった。母は強度のファザコンである。
母は自身のもつ劣等感を配偶者や息子に投影して無言のプレッシャーを与え続けた。そしてその系譜に甥っ子も加わろうとしている。
天才というのは数が少ないから天才とよばれるのであって、稀少な弟妹を物差しにされたら、ほとんどの人は劣った存在になってしまう。
僕は高校進学先が普通のところであった時点で、諦められた気がする。母はネガティブなことは一切いわないが、肯定的なことも一切言わない人だ。ただ言葉にしなくても伝わるものがある。
母方の祖母も初孫ということで随分と僕を可愛がったくせに、叔父や叔母の孫ができると、僕のことを侮蔑さえするようになった。僕の人間不信のルーツはこのあたりにある。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
タランティーノ監督作で、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのスターが揃うという豪華な映画です。何の予備知識も無く観たけれども、それでも十分楽しくて傑作だと思える作品でした。
映画には真っ白な状態で観た方が良い作品と、ある程度の事前知識があった方がより楽しめる作品があります。そしてこの映画は後者です。基本的にはアメリカの50代後半以上の高齢者が最大限楽しめる作品となっています。
堪能した後に町山智浩『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を語るを読んで、いろいろと腑に落ちまくりでした。
にもかかわらず予備知識なしでも、十二分に面白く感じたのは名監督と名優の力なのでしょう。コメディからアクション・ホラー・サスペンスと映画の要素がてんこ盛りの作品です。これから見に行く人は「シャロン・テート」について一通りの知識をつけてから映画館に足を運ぶと楽しさが3割増しになるでしょう。
ポール・マッカートニーのベース名演
ベーシストとしても超一流なのがポール・マッカートニーが天才たる所以の一つです。なぜかジョージの曲での名演が多いのも有名です。ジョージの曲でベースプレイの実験をしていたのではともいわれます。その実験がいずれも成功している点が天才たる所以でしょう。
ポールの名演の中で一番有名なのはジョージハリスンの代表曲でもあるSmethingです。曲自体が素晴らしい上にベースプレイはエレクトリックベースの教本にお手本として必ず言及されるぐらい有名です。もっともジョージは「いくら何でもやり過ぎやろ」と思っていたらしいです。
長いロックの歴史上でも、ここまで自己主張が激しく、なおかつ曲を邪魔していないプレイはワンアンドオンリーかもしれません。ソロになってからのポールのベースプレイはかなり単純になってしまいますので、この曲が到達点ということなのでしょう。
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