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わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

手間暇と利益

昨日は特異的に忙しく昼飯を食べる暇さえなかった。一転して今日はスカスカだ。受注商売なのでその日その日の仕事がどうなるかは、その日になるまでわからない。時期的な繁忙の波は経験則で大枠は読めるが、一日単位ではわからない。

印刷業は特にそうだけど、手間暇と利益が相関しない。やたらと校了・下版まで手間がかかったのに利益がわずかなときがある一方、右から左にデータを流すだけで大きな売上が発生する仕事がある。100枚の名刺と10万枚のチラシは、現場の労力は当然違うが、私のデータをチェックして次の担当に渡すまでの手間は基本的には同じだ。むしろ小ロットの注文の方が発注者の経験値が低いことが多いので、手間と利益は概ね反比例してしまう。

以前はその相関性の無さに苛ついたこともあった。しかし、最近は自信のないお客様のデータ作成に協力して、無事納品して喜ばれたときの心地よさの方も好きだったりする。弊社はAppleのワープロソフトPagesでデータを作成する人をSEO的にターゲットにしているのだが、Pagesユーザーというのは本当に善良で品のよい人ばかりだ。マックユーザーでなおかつpagesを使いこなそうとする方は概ね良心的な世界に生きている。Macを日常的に使うだけの金銭的余裕があって、さらに手持ちのソフトウェアで何とかしようというプリコラージュ能力に長けているのだから、知的で洗練されたイメージがある。

とはいえ、完璧なデータで金額が見込める冊子の注文が来たときは素朴に「ラッキー」と喜んでしまう。データチェックに手間がかからないわりに受注単価の高いポスターの仕事も嬉しい(当たり前)。