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恩師のいない人生

ひとりごと

恩師といえる先生に巡り会えなかった。高等学校時代なんて悪い意味での印象深い先生すらいなかった。名前も覚えていない。大学では恩師ではないけれども尊敬できる教授はいた。しかしゼミにも入れず恩師と呼びたくても恩を被れなかった。

逆に憎んでいる教師も特にいない。単に年上を敬う気持ちに欠けていただけかもしれない。社会人になってから心酔するような人との出会いがあったのかといわれれば、それも怪しい。逆説的に他者に期待し過ぎていただけなのだろう。

高等学校~大学時代はバブル期とピッタリと合致するので、世相に落ち着きがなく教師や教授も生徒に真剣に対峙しなかったという点もあるだろう。倫理を忘れた拝金主義の腐った雰囲気が酷かった。

「あの人のようになりたい」という度量衡のある人間とない人間では、人生の厚みが違う。社会においてなりたい自画像を脳内に描くことが出来ず、マイブームの趣味にその都度、心を委ねているうちに馬齢を重ねてここまできてしまった。

教師にせよ友人にせよ女性にせよ、空間的に自分が届く場所にいる人に特に壁を造っていた。恩師はいないし真の親友もいない、物理的な距離が出来てから「なぜ惚れなかったのだろう」そう思い返した女性は数え切れない。私はそういう残念な人間なのだ。

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