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わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

怒りという娯楽

ネットで最近「怒り」とそれに伴う「炎上」が厭でも目につく。とにかくみんな怒っている。血眼になって怒る対象を探して見つけたら特攻している。厭な空気だ(-_-;

とはいえ、僕も常に怒りまくっているブログをRSS登録して更新を楽しみにしていたりする。共感できるにせよ、できないにせよ怒っている人間は娯楽の対象になる。

あらゆる感情が消費される昨今、一番人々に嗜好されるのは「憤怒」なのかもしれない。ネットで憚らず怒りを放出する人は愚かだという共通感覚があって、それを知らずに怒っている人をピエロとして鑑賞したいという娯楽要素も大きい。他の感情と違って共有するのに頭を使う必要がない「怒りに対する怒り」はネットで他者と繋がるにはもってこいのツールなのだ。

人は「怒り」を感じると脳内麻薬が出るらしい。あらゆる刺激の中で「怒り」は一番麻薬の放出速度が速い。怒りを感じるのに時間がかかったら人というか動物は命を守れないからだ。

暇をもてあますネット民にとって、不愉快な刺激でも刺激がないよりはずっとマシなのだろう。いつでも入手できるお手軽な刺激が「怒り」というC級グルメなのだ。怒りだけだと不愉快な刺激のままに留まるが、そこから戦闘意欲が湧くとB級グルメに昇格する。無気力が瀰漫する現世において戦闘意欲・戦闘本能を喚起する「怒りコンテンツ」は暇人の手軽な娯楽なのだ。