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わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

薄い生活

暇さえあったら本を読んでいる割には、自分が読書家だという自信が持てない。身にならない読み方をしているのだろう。精読して視野を広げたいと思っている本は積み上がり、読みやすく創造力の広がらない駄本ばかりを繰り返し読んでいる。

一日中音楽を聴いているのに「好きな曲」のリストが増えない。あまりにも簡単に音楽ソフトを入手できるので、薄く広く聴き散らかしているので、あらゆる音楽がBGMになってしまった。

週五日、自宅で独りで働いているのだから、週末は人と関わる活動をすべきだとずっと思っている。しかし、拘束から解放された週末に、行かなければならない場所や会わなければならない人を作るのをすごくためらってしまう。結局、市街地を彷徨いたり、買わなくてもよいものを買って浪費してしまう。

すべてが薄い。 シンプルであることは美質だけれども、薄いのは貧相なだけだ。

一冊の本にじっくり向き合ったり、一つの音源に愛着をもったり、週末に行くところを一つ決める、どれもそんなに難しそうには思えないのに、思いのほかハードルが高い。なぜだろう、いつも浮ついて落ち着かないかんじがする。なにかしら「重し」のようなものが必要だ、しかしそれが何なのか皆目わからない。