わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

Velvet Underground & Nico

僕が中学生だった頃は洋楽ブームの最盛期だった。限られた小遣いの中から効率よく良い音楽を聞くために「名盤カタログ」的な本は必須アイテムだった。本を片手に出始めのレンタルレコード店で、一枚一枚をカセットテープにダビングしていった。高校卒業ぐらいまでには、ほぼ全てのアルバムを入手した。

その中で一番「これは紛うことなく名盤だ」という臭いを放ちまくっていたのが、Velvet Underground & Nicoだ。ジャケットからしてインパクトがある。

Velvet Underground & Nico

Velvet Underground & Nico

このアルバムほど、後生のミュージシャンに多大な影響を与えた盤は、そうはないだろう。サウンドも歌詞もアートワークも構成メンバーも、ことごとくクールだ。なによりも他の名盤と比較して「商業」の匂いが極めて希薄なところが、このアルバムの威光に拍車をかけている。

ビートルズ関連を除くと、このアルバムとクラプトンのレイラの2枚が、当時入手した中で、今でも聴く比率が最も高い。これを聴くたびに、高校生時代の夏休みの湿り気を思い出す。


The Velvet Underground & Nico Full Album (Stereo) [HQ]