- アーティスト: ザ・ビートルズ
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2015/11/06
- メディア: CD
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全体的な感想
2009年のリマスターで進められたベースの強調が更に強まった感じ。
良くなった曲
- Paperback Writer
オリジナルミックスの出来がよくないと長年思っていた。今回大幅に手を加えられて曲の印象がかなり変わった。
- Yesterday
元の音源がシンプルなせいか、リミックスで最新録音と間違うほどのハイクオリティになった。Ticket To RideもHelp!もよくなっている。アルバムHelp!周辺の音源は改善の余地が多いようだ。
- Hello, Goodbye
大胆に再構築されている。曲の印象がより新鮮になった。
疑問
- Day Tripper
- We Can Work It Out
リミックスでボーカルがセンターになることを期待していたのに裏切られた。全体的にバランスもしっくりこない。
- Something
- Come Together
ミックスはほとんど手つかずだが、ベースを強調しすぎたことでバランスが崩壊している。09年盤と比較すればハッキリと劣化。
総括
よくなったのはポールの曲ばかり、ベースの過度の強調といい、生きている彼を満足させることがリリースの条件だったのだろう。一部には評価されているようだが、僕にはジョージマーティンの息子の手腕は疑問だ。米国の定評のある名エンジニアにリミックスをさせた方がよいとおもう。オリジナルアルバムもいずれリミックスされるだろうが、今の路線でやってもらっても期待薄だ。
追記:リミックスに関して一番詳細に記載しているのは下記のサイトです。
mid2prn.com