わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

夏の甲子園を愉しむ

人間の快楽が最大になるのは、他者との同期である。恋愛も友情はもちろんのこと、世間が熱狂していることに身を委ねるのも大きな快楽だ。オリンピックをはじめとするスポーツもそうだ、野球とサッカーに興じるのは「自分の興奮を見知らぬ大多数の人も味わっている」感覚を得やすい上質の大衆娯楽である。

僕は中二病的ニヒリズムを青年期が終わっても捨てきれず、「世間の熱中」に冷ややかな態度をとることを、カッコいいとは思わないまでも、自分の美学にあっていると根拠なく思っていた。そのため世間の気分や話題に参加できず、ずいぶんと世界を狭くしてしまった。それでも競馬が好きなので、ダービーや有馬記念の盛り上がりには躊躇なく溶け込んでいた。勝手なものだ。

んで、今年は夏の甲子園を意識的に楽しむつもりだ。じつは自宅勤務になった初年の2009年の夏の甲子園もずいぶんと熱狂した。一回戦からしっかり見るとベストエイトぐらいからの野球観戦の楽しさはプロ野球では得られない深い快楽がある。決勝の奇跡の9回表 中京大中京 対 日本文理 2009' 夏の甲子園 は本当にエキサイトした。本日の第二試合に中京大中京が出てきたのも何かの縁なので、今年の夏はガッツリ楽しもうと思っている。