久しぶりに自己啓発本を読んだ。愛読ブログで推奨していたからだ。
- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2012/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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プラグマティズムと東洋哲学の融合思想はアメリカの自己啓発のメインストリームだ。この著者はそれプラス脳科学を組み入れているところに新鮮さがある。
一番腑に落ちたのは「やる気が出ないのは目線が低いから」という内容の箇所だ。自我の思考と世界に固着していると、肉体劣化だけではなく、情報の蓄積過多で身動きがとれなくなる、それを根本的に治すには目線の抽象度をあげることが必要だとの内容。
個人として意欲がなければ、家庭人としてはどうか、それでもダメなら職業人としては、社会人としては、国民としては、人類としては・・ このように目線をドンドンあげていけば、必ず意欲と自我の周波数がどこかで合うということらしい。
確かに個人として何もしたくないという状態でも、知人が困っていたら何かをしたくなるし、所属している共同体が危機に晒されたら、意欲の有る無しのレベルに自我が膠着することはなさそうだ。
そして、個人が本当に欲しているのは自分の笑顔でも自分の命でもない。誰かの笑顔であり誰かの命なのだ。というのが結論。
・・・あぁ確かにそうだ。忘れていた・・ そういうわけでこの本は良書なのでお薦めです。