わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

老いた青年か若い老人か

自分を若い老人だと自己規定すると楽だ。老いた青年だとおもうと惨めになる。今の世の中、老いた青年が多い。断言してもよい。若さを誇ることにしか興味のない中年特有のいかがわしさが瀰漫している。

理想の老人を目指して中年から精進する。そういう考え方は有りだ。老人としての自覚に欠ける高齢者ばかりの社会の中で、先んじて老人たる術を知っていることはカッコいいではないか。

青年時の残滓に執着するよりも、老年の萌芽を愛でるような逆転の思想が、これからのトレンドになるかもしれない。

不惑の中程は、意識の切り替えをするには絶好のタイミングだ。失った若さを嘆くよりも、やってくる老いを歓迎する準備をした方が有益だ。老いた青年モードよりも若い老人モードの方が、生命体としてのパフォーマンスは、むしろ上がるような気がする。