最近あまり文章にしたいと思うことがない。思考が文脈ではなく単語ベースになっている気がする。脳裏に走る文章に手垢がつきすぎて、新しい発見がないから、脳細胞がフリーズしてしまっている。こういう状態のときに読書をしても、どれも体に染み渡ってこない。同じような本ばかり読んでいるのもよくない。
しかし、必要なのは作家との邂逅ではなく、外へ出て五感を刺激する新体験だろう。春だし何かを始めるのによいタイミングだが、どれも気が進まない。といって何もしなければ何も変わらない。変わりたくないとおもう一方、変わらないと人生がつまらない。屑のような葛藤に悩む春。