わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

贈与欲求

何の本だったか・・。生命体の欲望は「自己保存欲求」と「繁殖欲求」の二つだけだが、人間には「贈与欲求」というものがあって、これが人間たる所以なのだと断言していた。それを読んで、何となく納得したことがある。

欲望から演繹してぼく自身の問題を考えてみる。「自己保存欲求」が強すぎて(あるいは弱すぎて)他の欲望を追求する余裕がなかったことがすべての苦しみの原因であるような気が、今になってしてきた。

繁殖欲求にもう少し人生のリソースを割いていれば、美しくはなくとも心の綺麗な女性を伴侶にできていたかもしれない。しかし、うつ状態で逃げること消えることばかり考えていると、美醜老若を問わず女性は、どちらかといえば敵だった。

繁殖欲求に従って伴侶を得て子どもを得て、「繁殖欲求」と配偶者や子どもに対する「贈与欲求」を満たす。ありがとう。これが人生の基本なのだとおもう。そうに違いない。

3,4年前までは、「自己保存欲求」を満たせただけで大きな安堵感と開放感を得られた。最近そのありがたさを忘れて、得られなかった「繁殖欲求」・「贈与欲求」の対象がないことを嘆くようになった。過去の自分からみたら贅沢な嘆きなのかもしれない。

贈与に関しては、仕事を通してお客様のためにできる限りのことをすることで、少しだけ充足している。しかし足りない感じがするし、仕事における贈与は所得のためなので、純粋性に欠けるので欲求を大きく満たすことが難しい。