わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

うつ病の発生原理について考える

内科的な病気はその多くが「生体防御の過剰反応」によるものだという。癌でさえより悪いものを排除するために生まれた細胞が暴走するのが理由らしい。

うつ病は何に過剰反応しているのか? ここからは僕の推測だが、「今いる場所から逃げろ!」という肉体からのメッセージなのだとおもっている。僕がうつを強く患って心神喪失になったのは、人間関係の軋轢が極限まで酷い職場であった。うつを患って退職したり、休職したり、残念ながら自殺したりすることは、「逃げる」という点では成功しているわけである。

この仕組みは、普段から作動している生体防御反応なのだろう。それの閾値が超えると「うつ病」といわれる病気になり、脳内物質のバランスが破綻したままになるのだと考える。

治療は「逃げた場所で、脳内物質のバランスを整える薬物を服用したり、食生活やライフスタイルの変更で脳についた癖を矯正する」ということになる。

僕がずっとメンヘラーの自己意識から抜けられないのは、最初に患ったときの壊れ方が酷すぎて、修復不可能なレベルになってしまったからなのかもしれない。そう納得したところで、救いがあるわけではないのが、残念なのだけれども。


うつ病をなおす (講談社現代新書)うつ病をなおす (講談社現代新書)
(2004/11/19)
野村 総一郎