わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

死に至る病

東日本大震災、今日で三周年だ。まだ3年しか経っていないのかという感が強い。あの大震災で命を失った人は2万人近くだ。自然災害で2万人もの人が一気に亡くなったのだ。この事実が一番重いと思うのだけれども、震災後の話題の中心は原発を中心に回っていた。僕も脱原発を支持する立場をとるけれども、この震災で死んだ人は被災した原発による被害で死んだのではない。津波に巻き込まれる等の物理的な力で葬られたのだ。自然災害で死ぬのは恐ろしい。2万人もの人が一気に命を失う。理不尽な死に方をした人たちを篤く弔うのは遺された人の義務だとおもう。

自殺による死者は昨年随分と久しぶりに3万人を割ったとニュースになった。震災で死んだ人よりも多くの人たちが毎年、自ら命を絶っている。震災復興で多額の税金が使われるのであれば、自殺の防止にも国の予算をもっと投じるべきだと思う。国がなぜあるのかというと国民の命を守るために他ならない。自分を殺してしまいたいほど辛かった人が3万人いるのなら、自分を殺す勇気を持てないけれども、死ぬほど辛い日々を送っている人の総数は、きっと驚くほど多いに違いない。消費税増税が近いけれども増税で増えた税収は、国民の命を守るためにこそつかって欲しい。


死にいたる病 (ちくま学芸文庫)死にいたる病 (ちくま学芸文庫)
(1996/06)
セーレン キルケゴール