台風が去った。静寂が戻った。窓の外が暗い。盆休みで帰省している人が多いのだろうか、近隣の団地の窓は灯りのともっていない部屋がいつもより多い。
やることがない。やることがないなら掃除をして部屋を綺麗にしたい。しかしそんな簡単なことを実行できない。結局ゴミをゴミ袋に入れる以外のことができない。
なぜか美味しく作れない自家製麦茶を飲み、今年5度目の禁煙を断念してタバコを燻らす。せめて風呂には入ろう。そう決心してから、風呂に湯を満たすという行動に移るまでに、小一時間もかかってしまった。
あかんではないか。いくら時間がたくさんあるからといって、空疎で中身のない時間をこれ以上積み重ねては、自我が人生の重みに耐えられなくなることは必定。なんとかせねば・・・ っていつも思うけどそこで足踏み。孤独なハート