わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

宗教としての John Lennon

今日はジョンの命日。どう好意的にみても遺された逸話からして、神格化されるような人間ではなかった。極論すれば、既に神であったジョンに「神格化」という言葉は矛盾している。一神教以外のセカイの神は人間の尺度で測れるような倫理とは無関係に神である。それと同じように人格が破綻していても、遺した音楽の素晴らしさによって、彼は自らが形而上学的存在であることを死してなお我々に存在証明を突きつけてくる。

ビートルズと違ってジョンの音源はアウトテイクにせよホームでもにせよダダ漏れで、膨大な数の音源が違法に流通している。ポールのアウトテイクは非正規品に過ぎないが、ジョンのそれは神の断片である。ギター片手に適当に鼻歌を唄っても、それはやはり貴重な音楽なのだ。カリスマというのはそういうものであろう。

・1974年頃 @ロサンゼルス
jp1974