ずっと「運命の書」的な出会いがないかと切望していた。
そこで邂逅したのがフェルナンド・ペソアというポルトガルの詩人の一冊だ。
萩原魚雷さん経由で入手した。
僕はずっと「箴言」が好きで
いろいろな言葉をクリップしてきた。
だから気の利いた言葉が持つ力について敏感だし
短いテキストから垣間見る真実には尋常ならざる興味がある。
そんな僕にとってこの「不穏の書、断章」は
鮮血の詰まった密度の濃い言葉が刻印してあるバイブルだと
少し読んだだけで確信した。
今年はこの詩集と共に生きていきたい。
新編 不穏の書、断章 (平凡社ライブラリー) (2013/01/12) フェルナンド・ペソア 商品詳細を見る |