わかりました あきらめましょう。

私は進歩しない 旅をするのだ

パターナリズム批判

「中央集権打破」も「官僚支配打破」も「既得権益者を引きずり下ろせ」もすべて全知全能の「諸悪の根源」を限定したいという切実な要望を映し出しています。そんなもの、どこにもいません。日本のシステムが不調なのは、その不調から受益している強大なワルモノがいるからではありません。

最近の言説界のトレンドとしてパターナリズム批判があります。

社会における「死に至る病」について
パターナリズム批判は一つの真理を突いていると感じます。

現代思想のレベルでは「ワルモノ探し」ではなく
「システムの不調と個人の対立」という物語で語られることが多いです。
これは村上春樹の小説のテーマでもあります。

システムの不調は攻撃しにくいので
煽動者は外部にワルモノを探して糾弾することで衆目を集めようとします。
これは質の低いポピュリズムそのものです。

「脱」とか「反」とか「打破」というキーワードに煽られては
それこそ「ワルモノ」の思うツボです。

そうではなくてシステムの不備を丁寧に点検修理して
地道に改善していく重量感のある何かが必要だと感じています。
それが何であるかが、わかりにくいのが、辛いのだけれども・・・