心の病については、個々人の病気なのか社会病理なのかについては議論があります。
とくに「うつ病」ですね、これを自称する人が本当に病んでいるのか
疾病利得を得んがための仮病なのか、様々なレイヤーの議論が錯綜しています。
心の病は検査で数値的に測れるものではないので病の定義が難しい。
患者の申告と精神科医の問診によって病かどうか決めるわけですが
当事者にとっての「自分は病んでいる」という主観と
やってきた患者が病んでいる方がカネになるという医者の都合が合致して
「うつ病」患者が統計上でも近年溢れかえるようになってしまいました。
統計的にうつ病の発生率は昔から変わっていません。
にもかかわらず増えたとすれば、
本来なら「うつ病」でない人がうつ病と診察されていることになります。
しかし、僕は寛容です。疾病利得なんて
「お墨付きが得られて仕事から逃げられる」
「場合によっては傷病手当金がもらえる」
ぐらいですので・・・
疾病利得に不寛容な社会で一番被害を被るのは本当に病んでいる人です。
本当に病んでいるひとが己に対して「疾病利得」疑念をむけると
治る病も治りません。
それに傷病詐称者は、
自分にかけた呪いによって必ず不幸になると僕は経験的に知っています。
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